キャンプではサッカー漬けの1日を過ごしてもらっていますが、1日のスタートはキャンプ恒例の「朝TRE」です。
早寝、早起き、朝ごはんの良い習慣を実感してもらい、充実した1日を日々過ごしてもらいたいと考えています。
この朝TREは、太郎コーチが三浦和良選手のトレーニングパートナーとしてグアムキャンプに帯同した経験をもとにはじめた取り組みです。
朝TREの集合時間は 5時55分。
バスの移動と練習の疲れが重なり、早く起きるのが辛かった子もいたようで集合時間に間に合ったのは全体の半分のメンバーでした。
「時間に遅れないようにする為にはどんなことが必要か、集合時間から逆算して、いつ何をするべきか」
と話しをすると、翌日の集合時間には全員間に合わせる事ができました。
キャンプの目的でもある、GOALからの逆算を、一番辛い朝の時間で実践でき良かったと感じています。
朝TREでは、散歩の後に1㎞走を実施。
スピードある走りをするのではなく、少し心拍数が上がるくらいのゆっくりした走りで筋肉に刺激を入れ、体と頭をすっきりと起こします。
途中、隣の人に負けないようにスピードを上げる子がいたりと、子供たちの性格も見ることができました。
早朝からの1km走でしたが、1-2年生もしっかりと最後まで走りきる事ができました。
サッカーの試合では、全速力の走りをしている時間は全体の数パーセントです。
それ以外の時間はゆっくりと走っていたり、歩いていたりするのですが、相手に合わせてスピードを上げたり、時には前から後ろ、横、ジャンプ様々な動きに加えて全速力の走りが入るので体力をたくさん使います。
走りの基礎体力もしっかりと作っていく事が大切なので、時間を作りランニングを継続して行ってみましょう!
2日目、3日目のトレーニングでは、ドリブル、シュート、パスをテーマごとに分けて行いました。
1人ひとりがボールに触れる時間を多くとれるよう、個人もしくは2人組みのトレーニングを実施。
足の様々な部位を使ったドリブルやフェイント、相手の動きに合わせたパス、DFと駆け引きをした中でのシュートなど、キャンプだからこそ行えるステップアップしたトレーニングもたくさん行う事が出来ました。
キャンプで覚えた技術を普段の練習でも意識して、しっかりと自分のからだに染み込ませてもらえたと思います。
キャンプで子供達と一緒に過ごす中で、改めて感じたことは
子供達は純粋にサッカーが大好きだという事です。
当たり前なのですが、、、本当に強く感じました。
ボールを蹴ったり、仲間と競争をして勝ったり負けたり。笑ったり涙したり。純粋にサッカーを楽しむ姿を見て、
何とか上手くなってほしい。何とか勝たせてあげたい。
そして何とか、本気で取り組んだからこそ味わえる充実感を感じさせてあげられないか。
より一層思いが強くなりました。
金富FCの指導をさせてもらいはじめ、1年が経ちます。
これまで私たちなりに、努めさせていただいておりましたが至らぬ点ばかりでご心配等々おかけしてしまっているかと思いますが、
金富FCの子供達がサッカーを通じて人として成長しながら上達し、保護者の皆様含めた全員で1試合でも多く歓喜できるようよう精一杯取り組ませていただきます。
今後とも、宜しくお願い致します。
山田